
スペシャリティコーヒー
スペシャリティコーヒーとは、
特徴①は味です🥰
飲み物として親しまれるコーヒーにおいて、最も重視されるのは「味」です。
スペシャルティコーヒーと呼ばれる豆は、輸出前に資格者たちによる品評会・審査が開催され、そこで一定の評価を得たものだけが選ばれます。
これだけでもすごいことですが、実は一口にコーヒーといっても、樹木の品種選定から栽培方法・収穫後の処理方法によって味わいは随分と変わってくるのです。
もととなる樹木・コーヒーノキは、大まかに分けると3つ。
アラビカ種
ロブスタ種
リベリカ種
上から順に味の質が落ち、その代わり病気に強い品種といわれています。スペシャルティコーヒーとして高品質のコーヒー豆を目指すには、アラビカ種を用いることがほとんどです。
栽培地の気候条件や収穫のタイミングも大切ですが、もう1つ、味の特徴を分けるポイントとして、収穫後のコーヒーチェリー(果実)からコーヒー豆を取り出す際の処理方法が挙げられます。
代表的なのは、チェリーを水に浸けて発酵させる「ウォッシュド」と、天日干しで乾燥させる「ナチュラル」の2つ。同じ豆でも処理方法が違えば味に大きく影響するため、生産者はよりよい品質を求めて処理方法にまで気を遣っているのです。
このように、生産の品種や気候・収穫後の処理方法がスペシャルティコーヒーの味の基礎を決めますが、その後コーヒー豆を焙煎する度合いや淹れ方によっても変わります。
たくさんの人が関わっているからこそ、スペシャルティコーヒーを高品質のまま消費者へ提供するには大変な努力が必要なのです。
特徴②はサスティナビリティ
コーヒー豆の生産において重視されるポイントの1つに「サスティナビリティ」があります。
サスティナビリティ(Sustainability)とは、持続可能性のこと。無理なく続けられる形で生産を行い、生産者の暮らしと消費者への供給の安定を目指しています。
特徴③はトレーサビリティ
最後のポイントは、トレーサビリティ(Tracability)です。
トレーサビリティは「追跡可能性」と訳され、商品の移動を追跡・把握できる状態のこと。購入するコーヒー豆がどこでどのように栽培・管理されてきたのか?を知るための情報を指します。
スペシャルティコーヒーと普通のコーヒーの違いは、品質と流通です。
スペシャルティコーヒーは徹底した品質管理のもと作られるため、普通のコーヒーに比べると高価になりますが、品質もよく環境や生産者にやさしいコーヒーになっています。